なぜニューバランスの商品名は数字なのか?【ニューバランスの基礎知識(1)】
スニーカーの人気ブランド「ニューバランス」の今さら聞けない基礎知識。明日から周りに自慢できるトリビアが満載!
500番台
かつてのオフロードモデルがファッションアイコンに
元はニューバランスのスタッフがランニング中に思いついた「舗装された道路と悪路、両方で走れるスニーカーを!」という発想から誕生した500番台。原点になったのは1977年発売の〈TRAIL355〉で、そこからグリップ力や走行安定性を向上させ10年後に誕生した〈575〉が初代モデル。そこから〈576〉、〈574〉の順でメインの流れが三代続き、その過程で後継モデルや派生モデルなど傍流が生まれ、ファミリーを増やしていった。
街履きできるNBを世に知らしめた代表作〈576〉
900番台の「2代目」として1988年に誕生した〈576〉は、高品質にこだわり、特にヌバックやスウェードレザーなどのバージョンが展開されることで、人気を不動のものにしていった。発売時はソールにクッショニング素材の「ENCAP」を搭載していたが、現行は「C-CAP」に変更されている。
お手頃価格で手に入る弟分モデル〈574〉
〈576〉の値頃版という位置付けで、1999年発売当時「1万円以下の価格帯で500番台」を実現。カラーや素材のバリエーションも多く、NB屈指のロングセラーモデル。2018年には、オリジナルのデザインラインを保ちながら、構造からすべて見直しグレードアップした新作が発売され話題に。
ボリューム感あるシルエットと優れた安定感の〈580〉
まず1992年に〈M580〉が誕生。その後1996年に、ロールバーを搭載した安定性に優れるシューズとして開発された〈M585〉を、さらに〈MT580〉として復刻。その後、2011年に開発されたクッショニング「REVLITE」を搭載したモデルが〈MRT580〉として展開中。
続いて「900番台」の系譜を見ていこう。